『狸と狐』(1)鏡

商店街の外れに田舎町にしては立派な大手チェーン系のスーパーがあり、一階は食料品が並びカゴを押しながら買い物する主婦でごった返す、2階には生活用品や雑貨のほか、婦人服や靴類から水着といったスポーツ用品も所狭しと並んでいた。

俺は穴あきトランクスを卒業して、下着を新調しようと紳士肌着売り場へ向かっていると、すぐ近所に二世帯で住んでいる田中さん家の爺さんがヨタヨタと杖をつきながら、何やら物色していた。田中の爺さんと言えば、歳は80過ぎ、痴呆もあるのか、夜中に徘徊して困るという話を聞いたことがある。

また、こんなところをウロチョロしてると嫁さんに怒られるぞと思いながら、声をかけようと近づくと、男物のアンダーウェアのわりとセクシーなちょっと透けたり、蛍光カラーで極端に布面積の小さな極小ビキニのようなセクシーパンツを手に取っては、次々とポケットの中へ詰め込んでいるのを見てしまった。

次に、ちょうど一番奥にある試着室のすぐ手前にあるスポーツ用品売り場へ足を進めると、俺も昨年ノンケとの海遊び用に買った短パンタイプの水着を手に取り、カバンへ入れようとした時、

「えっ!!、、、」と驚いた顔で、近くにいた子連れのお母さんにも、ばっちりとその様子を見られてしまっていた。

とっさにヤバいと感じた俺は、あまりに衝撃的な出来事でパニックになったのかなぜか変な行動に出てしまい、とっさに俺は爺ちゃんをかばうようにして、「あっ!違うんです、爺さん、俺に試着させようとして選んでくれたんです、なっ!爺ちゃん、ありがとう。ちょっと、これ試してくるわ。爺ちゃんも見ててよ!」「あっ、すいません、爺ちゃんちょっとボケてるとこあって、すいません。」と何度も頭を下げながら、爺ちゃんの腕を引いて試着室へ急いだ。

「近くに住んでる井上です。佐々木さんですよね、俺も見ちゃってましたよ、ダメですよ、こんなことしたら、ほら、俺がこれ全部買うことにしますから、万引きはダメっすよ!」と、注意をしながら持ってた商品をポケットから引っ張り出した。

女性もののように前袋が小さい変態チックな蛍光ピンクの紐パンと、真っ白で透け透けの極小ビキニ、それと、子供用じゃないかというくらいに小さい赤の競泳ビキニが出てきた。

「もう、こんなことしないでくださいね!!」と、爺さんをお説教するため、試着室の中の丸椅子に座らせて、俺はその場にしゃがんで爺さんの顔をのぞいた。

すると、不思議な笑みを浮かべる。

「ふふ、、、ふふふふふ、、、、」

は?ん?何?何だ?と、キョトンとする俺の股間を杖の持ち手部分で軽くなぞると、溝打ちを渾身の力で思いっきり突いてきたので、その場へ尻餅をついて仰向けとなった。

すると、爺さんは草履を脱いで、分厚い靴下のまま右足で俺の股間をグイグイと押さえつけて来た。「ちょっと、、、おい、、、あ、、、」と、驚きながらも、なんとか起き上がり爺さんの前に仁王立ちした。

「こんなことして、」と言い始めたと同時に、爺さんが俺の金玉を鷲掴みした。ピチピチのチノパンだったから、玉の位置くらい丸わかりだったのだろう、的確に玉袋を捉えて離さなかった。

さらに、衝撃が走ったのはその数秒後、確実に俺の竿を探り当てて、チノパンの上からでも分かるくらいに真横に伸びて膨らんだチンポを捉えていた。

「ビキニなんだろ、お前。」と、爺さんに当てられた。「これと同じやつ、履いてるんだろ、今。」と、それも、当たりだった。何故だか分からないが、正解だった。この前、この売り場で、同じ透け透けの白いビキニを買って、今、爺さんの言う通り、このチノパンの下は、このスーパーで買ったこのビキニを履いている。

「え!!!?」驚きを隠せないのは顔でバレたのか、言い訳も反論もできないでいると、すでに、ベルトを剥ぎ取られ、ホックを外してチャックに杖を引っ掛けると、ジィーーーーと音を立てて、下へずらした。

途中、でっかい竿をぶち当たると、少し立ち止まって、弾力を確かめた後、一気にズボンごとずり下げた。

「ほらね、やっぱり。おんなじだね、、、コレと。」と、新品のビキニの箱を手に取り、中身を出した。

「君の履いてるこのビキニと、新品のビキニ、交換してもらえるかな?」と、悪びれながら爺さんが俺を見上げて来た。

「そうそう、その前に、この競パン、孫に買おうと思ったんだが、こんな小さいパンツにこんな大きくて立派なモノを窮屈に押し込めるのが大好きな君へ、ぜひ、これも試着してもらえないかな?」と、付け加えて来た。

「は?!」と、そのなめた口ぶりに怒りの感情が込み上げて来た俺を黙らせようと、さらに続けた。

「ここで、ワシが大きな声を出して、万引き犯じゃ!と騒いでもみなさい、どう考えても、こんな太鼓腹の爺さんが履ける代物でもないわい。どうせ、君が盗もうとしてると見られるのは当然。しかも、こんな肌に触れるもの、試着できないことくらい大の大人なら分かるじゃろ。どうだ、ワシと取引せんかね?、ワシの言う通りコレを試着してくれさえすればいいんじゃ。無論、ワシが最後きちんと支払いするゆえ、問題ないじゃろ。」

「な、、、どうかな。」と、問いかけながら見るからに小さすぎる小中学生用の競パンを手渡された。

「くっそ、、、、、」と、拳を強く握りながらも、状況が状況ゆえに、これに従うこととした。

10センチも離れていない爺さんが見ている真ん前で、爺さんの目と鼻が俺の股間の真ん前にあるそんな中で。この爺さんと2人きりの密室で、マジマジと視姦されながら、着替えるのかと思うと、なぜか、チンポは萎える事を知らなかった。

覚悟を決め、それでも、少しばかりは抵抗しようと、爺さんに背を向け、後ろ向きになって履いて来たビキニを自分の手でずり下げた。しかし、ここは試着室。目の前には鏡に映る俺の股間。それを横からじっくりと観察する、変態な爺さんが鏡に映る俺のチンポを品定めしながら、見入っていた。

「ほぉーーー!!!完全に剥け切って、えらい立派にエラの張ったチンポコしとるんだな、立派じゃ、立派。それにこの、オス臭い生々しい香りと、ションベンの匂いも格別じゃ。」と、履いて来たビキニの前袋をクンカクンカと鼻に押し当てていた。

これさえ履けば、終わる。と、そんな爺さんに声もかけず、さっと、小さい競パンを取ると、片足ずつ力一杯に伸ばしながら、無理矢理ずり上げて、なんとか、履いてやろうと踏ん張った。

だが、明らかに小さい。なんとか、玉のすぐ下まではきているのだが、そこから上は、大人の出っ張りが邪魔して、これ以上は上にあげられないでいると、競パンの紐の結び目を緩めて水着から取り外し、紐だけ取り出すと、金玉と竿の根元を何重にも巻き付けて強く縛った。

「こんな大きくしていたら、入るものも入らんね。早く、これをなんとかしてくださいよ。小さく萎えたら、なんとか押し込めるんじゃないのか。ん?」と、意地悪い顔をしながら、チンポにしゃぶりついて来た。

お!!、と、思わず腰を引いて、爺さんのクチから逃げようとすると、「いかがですか?」と店員のおばさんが声をかけて来た。

「あ!!、ちょっと、サイズを色々試してるんです、すいません。すぐ出ます。」と慌てると、「いえいえ、ごゆっくりお試しください」とレジ応援に呼ばれるチャイムで離れていった。

すると、爺さんが、シャーーーっと、試着室のカーテンを開け出した。

試着室のすぐ手前にはセールのアウターがかかった胸までくらいのハンガーラックがあり、その奥の売り場からは上半身だけが見える。丸椅子に座って俺のチンポをむしゃぶりついている爺さんは周りから見えない。

「あんまり長居しちゃ、まずいだろうに。」と、言うと、カーテンを閉めようとする俺の手をがっしりと掴みながら、高速でフェラを始めた。目の前には、試着室の奥の鏡に映し出される後ろの売り場の様子と、俺の身体。

その視線の中に、いつ誰が来るか分からないドキドキの中、早くしないとと焦る気持ちと、理解できない快感の波が、ドバドバと押し寄せてくる。

「早く出さないと、誰か来ちゃいますよ。もうすぐでしょ、こんなビンビンで、こんなに熱くなってるんですから。」と言いながら、膨れ上がった金玉も大きなクチを開けて頬張りながら、ザラザラの舌で舐め回すと、また、きれいに真っ直ぐ伸びた長い竿を喉の奥の奥まで押し入れては、放り出し、すごい段差の雁首へ歯茎を当ててはコリコリと音がするくらいに口を窄めて何度も何度も往復した。たまんねぇ雁首への刺激。逃れられない気持ちよさと罪悪感。苛立ちと敗北。気持ち良さに勝てない自分への虚しさから来る、射精感。

あ、、、、

う、、、、、、、

もうだめだ、、、イクッ、、、、、、

と、尿道をかき分けて物凄い勢いで溢れ出てくる男のエキスを爺さんがすべて喉奥で受け止めている様子を、試着室の左右の鏡から、パートのおばさん達がマジックミラー越しに静かに覗いていた。

この前、ここで、あの下着を買った時も、俺はあの個室で、オナニーショーをしていた。