『教育実習』(1)出会い

小4の頃、教育実習で来た大学生の谷先生が、絵に描いたような好青年タイプで髪は短く刈り上げ、いかにも優しいオーラを出して、すぐに女子はメロメロ、男子にも優しい先生はすぐにみんなが懐いて、休み時間は取り合いだった。

僕のクラスの担任は40代だが教頭のような貫禄のハゲ親父で太鼓腹を出してずんぐりと太った三国先生。丸い眼鏡をかけてオタク丸出しな風貌は女子からは不人気で、相対するイケメンの教育実習生に初めて男を意識し出した女子もいた。
谷先生、初日はスーツだったが、次の日から動きやすいようにと濃い赤のジャージにTシャツという姿で登場。高校の時のジャージだというそれは、身体のサイズより一回りか二回りほど小さく見え、どうせ実習中だけだからと新調はしなかったが、ちょっとパツパツ過ぎるかな、と心配していたが、僕らの興味をなお一層掻き立てる代物であった。
なぜなら、股間があからさまにここに何か入ってます!と言わんばかりに膨れ上がり、男子生徒もちょっとずつ性に興味を持ち始める多感な小学生にとっても、なんとも言えない卑猥さがあったからだ。
担任の三国先生はでっぷりと出た腹あたりのジャージがいつもチョークの粉で汚れているのを見て、クラスでも一番のお調子者の佐々木が、真っ先に谷先生の股間に興味を持ち、休み時間の度に、チョークの粉をすくって猛ダッシュで先生の前を走り抜け、先生のすぐ前を通る瞬間に股間にタッチしてチョークの粉をつけるという遊びをし始めた。
おい、こら!と笑顔で返す先生に、他の男子も同じように活発な男子は皆、隙を見て先生の股間に白い粉をつけて爆笑するという遊びが流行り出したため、谷先生の股間はいつも白く粉がつき、払い落とそうとパンパンしたりハンカチで拭く度、そのモッコリとした中身の形が気になっていたのは、僕だけではなかった。